CROSS TALK

対談インタビュー

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0305

創業者の2人が
ともに超えてきた山。
これから超えていく山は
なんだろう?

CROSS TALKvol.03

President&Vice President

代表取締役社長 & 取締役副社長

President

NISHIMORI
Koji

代表取締役社長

西森 康二

Vice President

WATANABE
Tomomi

取締役副社長

渡邊 智美

about story

2001年8月。代表取締役社長・西森康二と取締役副社長の渡邊智美によって産声をあげたポーターズ。創業前後、法改正を機に徐々に広がりをみせはじめた人材業界で課題となっていたのは、人材に特化した業務系システムが存在しないことだった。この課題をクラウドマッチングシステムで解決することを決めた2人は、寝る間も惜しまず、開発とセールスに没頭。人材ビジネスを支える人々の“縁の下の力持ち”的存在として、雇用創出に貢献し続けてきた。創立22年目。今、当社のシステムは国内のみならず世界11カ国に導入され、ビルの1室からスタートした会社は、国籍問わず多くの「ポーターズファミリー」を抱える大所帯になった。ともに超えてきた山、超えたからこそ見えてきた、次の山は何だろう。

さらにスピード感 &
 スケール感のある
“世界展開”を目指す。

西森

ポーターズは、「世界の雇用にもっとも貢献する企業になる」というVISIONを追いかけ続けて、日本では貢献できているかなと思うけど、海外についてどう考えている?

渡邊

世界への展開は質、量が全てまだまだ足りてないですね。そのために、シンガポール法人「Porters Asia SG,Pte.Ltd」を設立して、スピードアップを図りたいですね。現在ポーターズは、日本の人材紹介市場で非常に高いシェアを誇っていますが、その実績を武器に、今後さらにグローバルのお客様へのサービス展開とサポートの充実化を図っていかないといけないですね。

西森

そうだね。「Porters Asia SG,Pte.Ltd」には、ともみさん(※渡邊副社長)にも役員に入ってもらったし、新代表には三ツ井さん(元リクルートスタッフィング執行役員)にも就任してもらったし、準備は整ってきたね。

渡邊

そうですね。海外では特に東南アジア。東南アジアでは、今後、人材紹介の領域をメインとした企業様に積極的にアプローチして、シェアもそうだし、雇用にも貢献していきたいですね。そのためには、製品開発のローカライズ化も重要だし、マーケティングも大切だし、カスタマーサクセスも必要だし、やらないといけないことがたくさんあるから、わくわくしますね。あと、日本のシェアをもっと伸ばすことも大事ですね。日本国内では人材紹介のシェアはトップクラスだと思うけど、人材派遣はまだまだ伸ばせますよね。

西森

日本国内の拠点は名古屋・九州まで広げていきたい。お客様にしっかり寄り添って貢献していかないといけない。海外はシンガポールの体制を整えながら、3年〜5年でさらなるマーケットや拠点の拡大させていくし、新たな事業の立ち上げももっともっとしていきたいね。AI×HR-Tech事業もスタートしたし、事業拡大が見えてきた。あとは、クロスボーダー(国を超えた転職・就職支援)に関する新規事業にも着手も実施したい。それらの事業をリードしてきた経験豊富な方たちのJoinも決まっている。“本気度”は変わらないけれど“リアルさ”が増してきたという感じがしてるね。

渡邊

私たちの構想としては、もっと世界の主要なエリアに拠点を出していきたいという思いがありますよね。今後、たくさんの人にJoinしてもらって、「世界の雇用にもっとも貢献する企業になる」というビジョンにドライブがかかることを楽しみにしています。

西森

そうだね、ただの一員として入るのではなく、自分が責任者としてやるんだ、という人に入ってきてもらいたいね。

創立21年。
挑戦し続けながら考える、
次のポーターズのあり方。

西森

2001年に私とともみさんで立ち上げたポーターズが、2021年には創立20周年を迎え、今ではたくさんの同志が集まったね。

渡邊

月並みだけど…あっという間でしたねえ(笑)。ただ、当初の計画よりは5年・10年くらい遅れているという感覚があります。私たちより優秀なメンバーがたくさんJoinしてくれているのに少しもどかしいですね。もっともっとスピード感を持って、新しいことにチャレンジしていきたいですね。

西森

そうだね。それこそ振り返ると、色々と反省の連続ではあるね(笑)。ただ、ゆっくりではあるけれど、確実に階段をのぼってきたなと。いろいろ失敗もしてきたけど、着実にレベルの高い失敗になっているという感覚はあるかな。「やらなかった」「できなかった」という反省よりも、「やってみた」けれどできなかったという失敗の経験を積んだほうがいいよね。

渡邊

そうですね。今はファーストペンギンという言葉がありますが、まさにそうで、最初に飛び込むことが重要で、やってみる、チャレンジすることが大事ですね。

西森

そうだね。今も毎日、まだまだもっとチャレンジできることがあると気づかされるし、やんちゃな気持ちが足りないと思うね。HR業界のインフラサービスを提供できる唯一無二の会社として、アジア市場そして世界のシェアNo.1を奪還すべく、積極的にチャレンジや投資をもっともっとしていかないとね。なぜ自社製品をつくって世界に挑んでいくのかを考えたとき、やっぱり根底にあるのは、それが確実にお客様の役に立てるという自負があるからだと思った。今まで累計2000社くらいのシステム導入をしてきたけど、以前よりも、お客様に成果をあげてもらうために、我々がどう役立てるのかという明確な指針が打ち出せるようになってきたんだよね。だから、製品の改良やサービスの開発ができるようになってきたし、“お客様の成功の手応え”みたいなものを前よりずっと感じられるようになってきた。世界の雇用にもっとも貢献する企業になる、というのがぼんやりとだけど見えてきたよね。

渡邊

そうですね、だからこそ、それをもっと多くのお客様に感じてもらいたいし、広めていきたいですし、雇用にももっともっと貢献したいですね。そのためにも、世界進出もスピード感をあげてやっていきたいですね。

西森

そうだね。お客様にも、ちゃんと喜んでいただきつつ、世界の雇用に貢献したいね。また、社長としては、それを実現するために、しっかり投資の決断をしていくし、その結果として、収益も今の何倍、何十倍にして、関わる従業員やパートナー、ステークホルダーにも還元して、幸せにしたいね。

どんな山を超えてきたのか。
どんな山を超えていくのか。

西森

お客様にポーターズの製品そのものをしっかり見ていただき、本質的なところを感じていただきたいという思いを優先してきた結果、派手なPRをほとんどしてこなかったよね。もちろんPRは非常に大事だし、今後はもっともっと力を入れてくけど、サービス品質と広告を比べたらサービス品質に力を入れてきた。それでいうと、新卒採用の特徴としては、単に「マネジャーになりたい」「リーダーになりたい」というなにかを実現したいという本質ではなくポジションを求めてくる人は、ポーターズの考えには合いにくいかもね。「お客様の役に立ちたい」「事業を拡大する当事者になりたい」「目の前の問題を一緒に解決したい」という純粋な思いがある人、考えられる人と出会いたいという気持ちがあるよね。

渡邊

それは本当にそうですね。20年前に会社を立ち上げたときの自分たちのような、とにかく“考えるより前に動く!”というアグレッシブさ、“自分の頭で深く考えられる”想像力が大事になってくるなと思います。あと、ファーストペンギンになれるか。最初に飛び込む勇気がある方、まずはやってみる方、チャレンジできる人にJoinしてもらいたいですね。

西森

「お客様をどう喜ばせるか、どう満足させられるか」そういうスタンスを持っている方がいいね。経験者採用でいうと、「思い切り働きたい」「権限をもって働きたい」という方に出会いたい。キーワードは、「突破力」と「想像力」かなと。私たちがなぜ20年この仕事を続けられたのか。改めて考えると、我々2人が “真面目”だったからだと思うんですよ(笑)。本当に真面目に、お客様の、社会の役に立てることを考えてきた。お客様への貢献、雇用の貢献をすることで、社会にどう貢献できるかをずっと考えてきたよね。

渡邊

そう。ただただお客様のビジネスの役に立ちたいという想いはずっと変わらないですね。でも、まだまだ役に立ち切れてないところがあるのではないか、もっともっと貢献できるんじゃないかという想いは尽きないので、まだまだチャレンジし続けないといけないですね(笑)。